葬祭業にかかわるものの免許などはいろいろありますが、私が持っている資格の中で最も変わり種の免許は、

「真宗大谷派 教師資格」

でしょう。

この資格は国家資格ではありません。各宗派である宗教法人が定める免状になっています。

この資格を持っていると、法事などを務めることもできますし、葬儀を執り行うことも可能です。

真宗大谷派 教師資格とは、いわゆる「お東さん・東本願寺」の免許になります。

(ちなみに私は墓石屋ですので、免許を持っているだけで葬儀などは執り行いません)

 

免許を取るのは結構時間がかかるものなので、お坊さんになりたい!と言ってもすぐにもらえるものではありません。

現代語でいうカリキュラムがありますので、それを経てもらえるものです。

 

以下、資格の取り方をぶっちゃけ寺のように語っちゃいたいと思います。(大谷派に限りますが)

まず、最も短い時間で取得できるのは「専修学院」と言われるものです。

これはおよそ1年間京都の寮に入り、みっちり教学を学ぶものです。

その過程に「華道」なども選択できるとも聞いています。

たったの一年間ですが、集中して講義を受ける為かなり大変なようです。

次に大学および短期大学にてカリキュラムをとり、資格を取得するものです。(私はこれに当たります)

大学なので講義は「真宗学概論」や「キリスト教教理史」・「哲学概論」「声明作法」などの定められた講義を選考する必要があります。

 

最後は大学院でしょうか。

これは2年及び4年ですがもちろん大学院に行ける人前提になります。

やはり博士後期までいかれる方はとんでもない知識量です。

 

あとは、若干本山にこもったりする過程をへて、僧侶としての免状がもらえるのです。

 

ただ、ほかの大学の方とはちょっと違うなーと思わされた事件がありました。

ある日大学の先輩(僧侶)とお話ししているときに、先輩の友人が、

「俺は大学の講義の内容なんてずいぶん昔の話だからもう覚えてないけど、なんでそんな古い話(大学時代の講義)をまだ覚えていられるの?」

と質問されていて先輩が

「僕らは大学で仏教を学んで、それで終わってないからじゃない?

いまだに同じ先生の講義を受けたり、それについて仲間と研鑽したりし続けてるからじゃないかなぁ」と即答されました。

質問も回答もどちらもなるほどと感心しました。

私も今では月二回程度の勉強会にしか参加できていませんが、確かに言われてみれば一般公開された講義は数多く行われています。

いまでは、浄土真宗が極端に多い土地柄である名古屋だからか、同業他社の墓石屋に「浄土真宗では○○についてどういう解釈しているの?」「この場合なんて説明するのが正解なの?」と数多くの質問を頂けるようになりました。

お互いプロである石屋の質問なので簡単ではないため、完璧にお答えできるわけではありませんが、先輩を見習い研鑽を続けていきたいと思います。