石材業界6団体が力を合わせ、前を向いて

先日4月21日、石材業界を代表する6つの団体が一堂に会し、「第8回 能登半島地震 災害対応会議」が開催されました。

参加したのは、以下の6団体です。

  • 一般社団法人 全国優良石材店の会(全優石)
  • 一般社団法人 日本石材産業協会(石産協)
  • 一般社団法人 全国石材施工協会(石材施工協会)
  • 全国石製品協同組合(全石協)
  • 日本石材産業協会 青年部会(JC石材部会)
  • 石川県石材組合連合会

普段はそれぞれの立場で活動するこの6団体が、「能登のために」という一つの思いのもとに結集した――その事実だけで、胸が熱くなります。私自身は長と言われる役職がない人間なのですが、「石材産業協会 災害委員」として、また能登で大きな被害を受けている「真宗大谷派」の僧侶として、会議に参加させていただいています。


止まらない。立ち止まらない。

あの震災から2年以上。ニュースでは「復興」の文字が踊りますが、現場はまだまだこれからです。

珠洲市の寺院墓地では、いまだ整理が必要な墓石・灯籠が28基。輪島市の公営墓地は、斜面地に位置し重機すら入れない場所も多く、すべて人の手で向き合わなければならない現場が待っています。

それでも――6団体は止まらない。

会議では、珠洲市の現地調査報告をもとに、作業方法・体制・実施時期まで具体的に詰めました。全国から広く募るのではなく、地域の支部が中心となって、確実に、着実に、前に進める。その覚悟が共有されました。


輪島市への支援も、前に進んでいる!!

輪島市については、行政訪問やヒアリングを重ね、複数パターンの支援提案を組み立てている真っ最中。予算化や議会プロセスとの兼ね合いがあるため、一度に終わるものではありません。

でも、だからこそ――何度でも、何回にでも分けて、やり切る。

延べ120〜130人規模の作業。片道1時間半以上の移動。宿泊場所の確保。厳しい条件は山ほどあります。それでも、6団体は「やらない理由」を探すのではなく、「どうやるか」を話し合っています。


「被害がない」という情報も、共有する

今年4月の地震・津波の影響についても、各地の状況を全団体で共有しました。

青森、北海道、長野――結果として大きな被害はなし。でも、今のところ「被害の情報は上がっていない」という情報も、6団体で同じテーブルで共有することに意味がある。

災害対応とは、起きた後の対処だけではありません。「いつでも動ける体制を、平時からつくっておくこと」。6団体が集まる会議そのものが、その体制づくりなのです。


資材高騰・人手不足――逆風の中でも

会議では、業界全体の足元の課題についても率直な意見が交わされました。

  • ボンド、マスキング、シンナーなど施工資材の入手困難化と値上げ
  • 生コン価格が4〜5年前の倍

正直、業界を取り巻く環境は決して楽ではありません。それでも、「だからこそ情報を共有し、現実的な支援計画を立てよう」と、全員が前を向いていました。

逆風の中で歯を食いしばり、「それでもやる」と言えるのが、この6団体の底力です。

一度きりの会議では終わらない。状況は日々変わる。だから、何度でも集まり、何度でも話し合い、何度でも前に進む。

この「継続する力」こそが、6団体の最大の武器です。


おわりに ―― 石に込めた祈りを、守り抜く

お墓は、ただの構造物ではありません。

ご家族が集まる場所。手を合わせる場所。亡き人と心を通わせる場所。お墓は仏さまそのものであり、そこに向かって祈りを捧げる、かけがえのない礼拝の対象です。

石材に携わる私たちは、石を「片づけるもの」としてではなく、祈りの場を守る存在として、被災地と向き合い続けます。

全優石、石産協、石材施工協会、全石協、JC石材部会、石川県石材組合連合会――6つの団体が力を合わせ、能登の祈りの場を守るために、全力で前を向いています!!

引き続き、関係者一同、できることを一つずつ。

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