お墓はいつまでに建てればいいの?

大切な人が亡くなった時にお墓を建てなくてはならない、みんな早く入れてあげてっていうし実際にいつまでにお墓を立てればいいの?

山田昌史

こんにちは!お墓ディレクター・真宗大谷派教師の山田がお答えします!

目次

亡くなった人の為に建てる場合

「四十九日までにお墓を建てないといけないと聞いたから慌ててきた!」とご来店される方がいらっしゃいます。これはほとんどの場合「親戚の人に言われた」という場合と、「葬儀屋さんにいわれた」という場合が多いようです。しかしこれは正しい情報ではありません。これは良かれと思って助言している場合が多いのですが、実際に行っているほうも「四十九日までに納骨したほうが良い」と言っている事が多いようです。この背景にはお墓をすでに持っているという思い込み」からの良かれと思っての助言なんです。

四十九日までに納骨できるのは「すでにお墓を持っている人」

これは、聞かれるほうも「いつまでに納骨すればいいのか」という質問を投げておきながら質問内容自体が「いつまでにお墓を用意したらいいのか」を聞いている場合があるため、慌ててしますようです。

一番多いのは一周忌までに建てる

実はお墓を建てるのには思っているより時間がかかることです。お墓をご注文いただいてから、完成までにおよそ3か月程度はかかります。これはあくまで図面が完成している段階での話になるので、ご来店いただいてからだともう少し時間が必要です。石材店としては「四十九日には建立が間に合わない」のは常識です。

中には間に合います!という石材店もありますが、「条件」などがありますのでわざわざ慌てて探す必要はないです。

百か日が終わったぐらいから探し始めると一番いいでしょう

お坊さんなどに聞くと「いつでもいいよ」と答えられることが多いので、慌てなくてもよいのですがさすがに一周忌をこえるとお墓参りしたいとの問い合わせが増えます。「お墓はどこですか?」というお尋ねが煩わしくもなってきますので、一周忌が良いでしょう。

一周忌が良いとされる理由に「人が集まる」

一周忌はそもそも「法事」として人が集まる予定があります。この「集まる」という事が一番建立に適した理由です。集まるという事はお墓の場所の案内にもなります。初めてお墓が出来上がるので「お墓はここですよ!」という事でたくさんの人に来ていただくと、今後のお墓参りにもつながります。

みんなが集まる法要と「お墓開き」を重ねると、みんなが来てくれるお墓になる。

お墓というのはいつでもみんなが来れるように「外にある」ものです。お墓開きの時にお披露目してみんなに来てもらうことが大切なものです。

ぜひ人の集まるお墓として大人数でお墓開きをしてください!

生前に建てる場合生前に建てられる場合

生前での建立であればいつでも構いません!また、生前という事もあってゆっくり家族の時間をもってお墓を選ぶことができます。家族でお墓を選ぶ、文字を決めるなどをしていると「楽しい!」というお声もたくさんいただいています。

特にお子様やお孫様と一緒にお墓を決めるとお墓参りが多くなります!

お墓を建てるという事は一種の「特権」です!ぜひ家族の時間を使ってお墓を相談してください!

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