プロが使う(使わない)お墓の掃除道具

山田昌史

お墓ディレクター・真宗大谷派教師の山田がお答えします!

どんな道具を使うのか?使わないのか?

文字の中の汚れはどうしたらいいの?コケなどはどんな道具でとるの?

こういった質問はよくお聞きします。では実際に僕らがどんな道具を使って掃除しているか説明します!

実際に道具を並べてみました。これには「使わない道具」も混じっています。では次の中で使わない道具はどれでしょう

タオル・綿棒・絵筆・歯ブラシ・台所用ブラシ・業務用ブラシ(塩ビ)・業務用ブラシ(ワイヤー)・カッターナイフ

この中で使わない道具は2つあります。

お墓掃除に歯ブラシは不向き

歯ブラシは使うでしょう!!と思われると思いますが、僕の掃除用道具箱には入っていません。入れる気もありません。なぜならば「役に立たない」からです。「よく彫刻文字の中は歯ブラシで汚れを落としましょう」と見かけますが、僕にとって歯ブラシは「かゆいところに手が届かない存在」です。正確に言えば「正面文字」には使えません。横面や裏面、家紋などには使っていいと思います。使えない理由としては「正面は彫刻が深く汚れに届かない」という事です。であれば別のブラシを持つので、歯ブラシは持ち歩きません。

ワイヤーブラシは絶対にダメ!!

金属でできてるワイヤーブラシは絶対に使っていけません。お墓を傷まみれにするだけでなく、錆を付けるなど百害あって一利なしです。時に磨いているところに使おうものなら、ツヤが落ちてしまい、傷だらけになります。ワイヤーブラシは絶対にやめましょう!

まずは基本の掃除道具「タオル」

必ず使う掃除道具は「タオル」です。なんだかんだ言って絶対にもっています。水で濡らしたお墓をタオルで拭き掃除!お掃除のキホンです!これをやるかやらないかで、あの頑固な「黒い汚れ(水垢)」のつき方が劇的に違います!必携アイテムです!

歯ブラシの代わりに正面文字を掃除する道具

では、歯ブラシの代わりにどんな道具を使うのかというと、「綿棒」「絵筆」「台所用ブラシ」です。つまり、「毛の長いもの」「奥まで届くもの」を掃除道具として使います。使用方法は正面文字内に色(白・黒・金ナド)が塗られており、塗装を傷つけたくないときは「絵筆」を使います。すでに塗装がない場合は、こすっても大丈夫なので汚れがひどいときは「台所用ブラシ」でこすります。そして、細かいへこみやなかなか取れないところに「綿棒」を使います。これでほとんどの汚れが落ちます。また長年経ってくると今度は塗装がはがれてきますので、10年~20年に一度程度でペンキの入れ直しをしましょう。ほとんどの方は、新たにご納骨の際に綺麗にされます。

業務用ブラシ(塩ビ)は古いお墓の汚れ落としの最強アイテムです

何十年とお墓をお参りしていくと、外柵などに黒や茶色の汚れがついてきます。また、山の中にあるお墓だと、緑色のコケなどが付着していきます。こういった汚れのほとんどは、この業務用ブラシ(塩ビ)と水の組み合わせで落ちます。

磨き面についたコケは「カッターナイフ」

実はみんな知らないし、石屋も教えたがらないのが「カッターナイフ」です。非常に便利で使い勝手がよく、実は石屋の必須アイテムです。しかし使い方には若干注意が必要で、取り扱いを間違えると傷をつけることもあります。あくまで優しくなでるように使うのがカッターナイフをうまく使うコツです。

ほかにも掃除道具はあります

今回紹介した掃除道具は基本的にホコリや、コケなどを取るものが目的の掃除道具になります。お墓の角などについた黒済みである水垢などは、別の道具になりますのでご注意ください!水垢落としの道具は別の機会で紹介しますが、できればプロに頼んでください。ご依頼お待ちしております!

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