お盆はなぜ鬼灯??なぜ鬼の字?

お盆は、日本の伝統的な行事であり、先祖を迎えるための特別な期間です。この時期に用いられる「鬼灯」(ほおずき)は、皆さんがお墓に行かれると一面の鬼灯がお墓を美しく彩り、一気に明るくなる風景は、私自身とても好きな風景です。

鬼灯が使われる理由

鬼灯は、先祖の霊を迎える際に、迷わずに帰ってこれるようにと灯りを提供するという意味があると言われています。

鬼灯はその見た目から「提灯」の意味として使われているといいます。お墓に飾るのはご先祖様が迷わないようにという意味であったり、鬼灯を提灯として自宅までご案内するものとして使われる地域もあるようです。実際に提灯を持ってお墓から自宅に行く地域もあり、ほんとに地域によって様々です。ただ共通するのは「お盆にお墓に帰ってきたご先祖様をご自宅にお招きする切っ掛けとして使われる」ということです。

鬼灯の由来

「鬼灯」という名前には、「鬼」の字が含まれていますが、これは私たちが思う「鬼」ではありません。元来中国では「おに」でなく「亡くなったヒトの霊」という意味が「鬼」の字にはあります。なかなかピンときませんが「魂」という漢字を見て頂ければわかると思います。

鬼灯は、一般的には夏の風物詩として知られていますが、実際にはお盆の期間中に祖先を迎えるための大切な役割と意味をがあります。お盆は、特にご先祖様を偲び、家族が集まる大切な機会です。その際に、鬼灯は「ご先祖様と一緒にいる」ということを伝えてくれるのかもしれません。

まとめ

お盆における鬼灯は、ただの装飾品ではなく、深い意味を持つ重要な存在です。先祖を迎えるための目印として、また家族をつなぐシンボルとして、多くの人々に愛され続けています。鬼灯の魅力を知ることで、より家族のつながりを感じられるのではないでしょうか。

私自身はお盆だけでなくいつもご先祖様と一緒にいると思っています。しかしやっぱりお盆という期間はより強くご先祖様を感じれる機会だと思います。

是非皆さんもお盆のお参りをお墓に行った際に「ご先祖様と一緒にいるんだ」と強気感じて頂き、今いる家族だけでなくご先祖様と一緒にお墓参りのあとに食事をしてもらえると墓石屋としては非常にうれしいです。

山田昌史

1級お墓ディレクター・真宗大谷派教師・建築石材アドバイザー・石材産業協会災害委員の私が書きました!

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