一口法話
供養の大切なのは何か、、、歴史とともに少し考えてみました
供養の語源
供養とはもともとはインドのpūjā(プージャア)という言葉が訳されたものです。もともとはは、尊敬すること、奉仕すること、物を供えることを意味します。
四事供養
これは私の独りよがりの考え方かもしれませんが、もともとは「生きているお釈迦様や僧侶をもてなす」というのが供養の基本かもしれません。
たとえば四事供養というのは
飲食 おんじき 食事や飲み物
衣服 えぶく そのまま衣服ですね
臥具 がぐ 座ったり急速に使うもの
湯薬 とうやく 薬など
と言う形で、なんだか僧侶の生活の面倒を見ているように思います。

五種供養
これが五種供養となると
塗香(ずこう)・華鬘(けまん/花)・焼香・飲食・灯明の五つと説かれます。水(閼伽)を加えると六種供養です。
一基にお墓のお供え物に近づいてきましたね。
供養の変化
このように、供養の「かたち」は時代や場所とともに少しずつ変化してきました。修行に励む僧侶への実際的な生活のサポート(四事供養)から、仏様や亡き人へのお供え(五種・六種供養)へと、その対象や表現方法が広がっていったのです。
しかし、その根底にある「尊敬し、感謝し、まごころを込めておもてなしをする」というpūjā(プージャア)の精神は、今も昔も全く変わりません。

※画像はイメージです
供養の大切な事
私たちが日々お仏壇やお墓の前に立ち、綺麗なお花を生け、お線香の香りを届け、新鮮なお水やご飯をお供えするのは、亡き人を大切な仏様として敬い、最高のおもてなしをしている姿そのものです。
供養において大切なのは、目に見える「物」だけではありません。「心を供える」ということも同じくらい重要です。
形は変われど、供養とは「心を形にして届ける」という尊い営みです。次に仏様やご先祖様に手を合わせる時は、ぜひこの「おもてなしの心」を少しだけ意識してみてください。

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