一口法話 これまでの願いこれからの願い

お墓やお寺に行き、ふと手を合わせたとき。「これまでどれだけの人が、ここで手を合わせてきたのだろう」と考えることがあります。そして同時に、「これから先は、どれだけの人が手を合わせてくれるのだろう」とも思うのです。
今、私たちが静かに手を合わせているその場所は、ずっと昔から誰かが掃き清め、大切に守り継いできた場所です。そこには、前の世代からの静かな願いが込められています。誰かが大切にし、願いを託してきたからこそ、今こうして私たちが穏やかな気持ちで向き合うことができるのです。
私たちのいのちは、決して自分ひとりで完結しているわけではありません。前の世代から受け取り、次の世代へと手渡していくものです。そしていつか、私たちの子どもや孫の世代が、同じようにここへ訪れ、手を合わせる日がやってくるでしょう。お墓やお寺という場は、そうしたいのちの繋がりと、そこに込められた願いを静かに感じさせてくれます。
今日、あなたが合わせたその手には、これまでその場所を守ってきた人たちの思いと、これから先へと続く未来が繋がっています。今のあなたが未来の人が思い浮かぶ「ここを守ってくれた一人」になります。お参りの際、そんなふうに少しだけ、時間のつながりと、そこに宿る願いに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

1級お墓ディレクター・真宗大谷派教師・建築石材アドバイザー・石材産業協会災害委員の私が書きました!
お墓のこと、心のこと。ひとりで抱えず、いつでもお話しください。
石屋であり、真宗大谷派のお坊さんでもある山田が、そっとお聞きします。
お電話:052-773-1480(受付 9:00〜17:00/火・水曜定休)
毎月21日は覚王山・日泰寺前で「終活なんでも相談会」を開いています。

お問い合わせ
ご依頼及び業務内容へのご質問などお気軽にお問い合わせください
※水曜定休日
