お盆最終日、覚王山北山霊苑を彩る鬼灯

お盆最終日。良く晴れたの空の下、覚王山北山霊苑は笑顔に包まれていました。写真では伝わりにくいのですが、墓前に手向けられた鬼灯(ほおずき)の赤が一面に散り、まるで無数の灯が足もとを導くように揺れていました。提灯に似たふくらみを持つ実は、灯りであり、道しるべであり、手を合わせる人の心そのもの。その佇まいが、この霊苑の景色をいっそうやさしく染めてくれます。

覚王山北山霊苑で出会う「お盆の色」

名古屋の中心地にありながら、覚王山北山霊苑は四季の移ろいを素直に感じられる場所です。お盆の頃になると、線香のほのかな香りと、鬼灯や菊の色がお墓を鮮やかに染め上げます。北山霊苑の駐車場から見るお墓は、たくさんのお参りが来たことを証明するように紅く色付いています。

鬼灯が教えてくれる、手向けの心

鬼灯は古くから盆花として親しまれてきました。赤い袋の中に灯がともるように見える姿から「先祖を導く灯」とも言われます。しかし、お墓にお参りし感謝の心を育んでくれた先祖こそ、私たちを導いてくれているのかもしれません。

お参りの方とかわす大切な時間

お盆の間の私の仕事と言えば、すでにお墓を建てさせていただいた方たちとご挨拶させていただく大切な時間です。いつもはお参りに来られても私がいなかったりしてすれ違ってしまうお客様と出会える大切な時間です。お盆はどうしてもバタバタするのですが、終わってしまうと少し寂しい気持ちになります。

まとめ|灯りを手向けるように暮らす

季節は移ろい、鬼灯の赤もやがて色を変えます。それでも、墓所に通い、花を手向け、石に触れるたび、私たちは大切な人と静かに繋がり直すことができます。お盆だけでなくいつでもご先祖様はお待ちしています。お墓というのはご家族だけでなく、友人などもいつでも来れるように外に静かに佇んでいるのでしょう。

一口法話

鬼灯は「先祖を導く灯り」とも言われていますが、果たして導かれているのはご先祖様だけでしょうか?私たちが「ご先祖を大切にしなきゃ」という気持ちは誰から受け継いだのでしょう。

ご先祖様を大切にするということは、家族を大切にするということと同じだと私は思います。そういったことはいきなり勝手に思えることではないと思います。

もしかしたら「大切にされた記憶」から「大切にしなきゃ」という思いが生まれてきたのかもしれません。そう考えると、鬼灯の灯りに導かれているのは私たちかもしれませんね。

南無阿弥陀佛

南無阿弥陀佛

山田昌史

1級お墓ディレクター・真宗大谷派教師・建築石材アドバイザー・石材産業協会災害委員の私が書きました!

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