宗旨宗派ってそもそも何?
宗派ってよく聞くけど一体何?実はあんまり分からないことないですか?わからなくても困ることはないのですが、なんかよく調べても難しいし・・・
というわけで、詳しいことはWikipediaさんにお任せして、ざっくりご説明します。
まず宗派って何よ?
おおよそ「宗(宗旨)」と「派(宗派)」に分かれます。
例えば「真宗大谷派」は「宗旨・真宗」「宗派・大谷派」となります。
代表的な「宗」は?
法相宗・律宗・華厳宗・真言宗・天台宗・浄土宗・浄土真宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗・融通念仏宗・時宗・黄檗宗
というのが十三宗という代表的な分け方の基本になります。
この時に時代も考えるとややわかりやすくなります。
奈良時代(南都六宗)
日本仏教の基本ですが「南都六宗」という分類があります。
乱暴に簡単にいうと「奈良に大学があって6学科ある」という感じです。今の宗派の感覚でいうと間違えてしまいます。
六宗は「三論宗」「成実宗」「倶舎宗」「法相宗」「律宗」「華厳宗」です。現在でも独立しているのが法相宗・律宗・華厳宗です。
平安時代(平安二宗)
さあここで日本仏教史のスーパーヒーロー2名の登場です。
最澄・空海です!ここで、宗派というものが生まれるきっかけになったかもしれませんね。
最澄が天台宗「比叡山延暦寺」
で空海が真言宗「高野山金剛峯寺」になります。
奈良と違うのは「総合大学化」のような感じでしょう。特に比叡山延暦寺はのちに、あまたの宗派を生み出すことになります。
鎌倉時代(鎌倉仏教)
この時代に日本仏教の大きな変化が訪れます。鎌倉仏教の誕生です。
この時代の有名人は道元・親鸞・法然・日蓮・栄西・一遍です。
聞いたことがある人ばかりですね。みんな天台教学を学んでいる人たちです。そして全員超有名な「教科書・参考書」(乱暴な言い方です)があるのが特徴でしょう。実は現在の大半の宗派は鎌倉仏教が占めています。
「曹洞宗(道元)」
「浄土宗(法然)」
「浄土真宗(親鸞)」
「日蓮宗(日蓮)」
「臨済宗(栄西)」
「融通念仏宗(一遍)」
以上が鎌倉仏教になります。
残念ながら「いらすとや」にない方もありました。
ここまでがいわゆる「宗(宗旨)」になります。
「派(宗派)って?」
この宗旨を細かく分けたのが「派(宗派)」になります。
ただし法相宗・律宗・華厳宗・曹洞宗・時宗・融通念仏宗・黄檗宗は「派」がありません。
派が分かれた理由は種々様々ですので、一概には言えませんが例としては「優秀な弟子がたくさんいて、それぞれ一大勢力になったので、別れたまんま」のような形とか、「時代背景がわけようとしたためそのままになっている」など本当に理由はバラバラです。現在は仲が良いわけでも悪いわけでもなかったり、あまり「派の意味がない」ところもあります。細かく見ていくのも面白いでしょう。
派が違う特徴って?
宗旨が一緒だと特徴としては、「読むお経がほぼ一緒、でも読み方がなんか違う」なんてことも。例えば僕は「正信偈」は暗記していますが「真宗大谷派(いわゆるお東)」の読み方なので「浄土真宗本願寺派(いわゆるお西)」の読み方はできません。もちろん逆もそうです。
派って教義は違うの?
こちらも「教科書」は一緒で、途中の解説者が違う感じでしょう。細かいニュアンスはやはり違います。それぞれ長い年月をかけて研鑽されているのでそれぞれの味わいがあり面白いです。
例えばどんなの?
名古屋なので代表的な宗派の別れは「東本願寺と西本願寺」でしょう。
浄土真宗の親鸞聖人(鎌倉)をもとに戦国時代に「教如(お東)」と「准如(お西)」に分かれて今に至る。
ただし、親鸞聖人は法然上人の弟子なので、もしかしたら浄土真宗も「浄土宗親鸞派」なんてものになっていたかもしれません。
非常に駆け足で説明してみました。ご自宅の「宗派」はなんですか?もしお仏壇に本があれば見てみてください。表紙に宗派が書いてあることも多々あります。もしよろしければ「宗」の人は誰で、「派」の人は誰なんて調べてみても面白いと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。

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