香川県産 庵治細目特級

目次

産地

香川県高松市牟礼町

特徴

日本を代表する銘石。「斑(ふ)」が庵治石の代名詞ともいえる。美しさ、希少価値の高さ、硬さ、粘り、どれをとってもまさに銘石。

硬さ

★★★★

硬さもあり粘りも強い石

吸水

★★★★

糠目なのに遅いという特徴

目の細かさ

★★★★★★

使用されている場所(庵治石の使用)

六本木ヒルズレストラン街・東京オリンピック聖火台・首相官邸石庭

解説

日本を代表する銘石。まずこの石を見分けられない石材店はいない。(庵治を知らない石屋はもう疑った方がいいレベル)まず、石屋としてこの庵治石と大島石は覚えなくてはならない。

目が非常に特徴的で、斑と呼ばれる独特な模様が特徴。石塔全体でこの斑がそろわなくてはならないため、生産率が異常なまでに低いのが特徴。全体の採掘量から「特級」と呼ばれるのはおよそ3~5%といわれる。

非常に傷も多く、採掘時点で大半の原石が使われないことがわかる。関西を中心に全国的に流通しているが、そもそもそれほど出回る価格のものではないため、若い石屋さんの中では扱ったことがない石屋もいるでしょう。

これだけ効率が悪いにも関わらず、銘石として昔から使用されているのは、他の追随を許さないその美しさが人々を魅了しているのかもしれません。

注意点

取り扱いは簡単ではないため、石塔の建立までに時間は見ておいた方が良いでしょう。また、価格はほかの石種と比べ最高級に当たることから、ある程度の金額の覚悟は必要です。

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