戒名の彫り方の微妙な違い

山田昌史

お墓ディレクター・真宗大谷派教師の山田昌史です!

お石塔や墓誌に彫刻する際に、隣と彫り方が違いました?おかしくないのでしょうか?

こんな問い合わせを受けたことがあります(しかも他社(石屋さん)の新人営業に!)

じつは戒名彫刻は石屋さんそれぞれのクセがあります。細かい違いですが比較してみます。

当社採用の彫刻方法

彫刻イメージ

当社の彫刻方法はまず「必要な情報がすべて入っている」彫刻になります。彫刻内容としては「戒名(法名)・命日・俗名・行年」という内容になります。これは位牌に書かれているものと同じ内容になりますので、これ以上の内容を彫り込むことはあまりありません。

また、この彫刻の特徴は亡くなられた順に彫刻されていない事です。ご夫婦の場合「父親が右」「母親が左」という形になります。これはご夫婦単位だけでなく、親子関係でも守られる形です。この彫り方の理由としては、「親が先に、子は後で」という願いが込められていると思います。

また「才」の字は本来であれば「歳」の字が正しいのですが、字が細かくつぶれることもあるため「才」の字を採用しております。

間隔があいている彫刻の理由

彫刻イメージ

先にお母様が亡くなられた場合などは上記の画像のように、一行目をあけて彫刻します。亡くなった順番でなくこのような形で彫刻することによって、これから先に生まれた方たちも、一目見ただけで関係性がわかります。また、上記に書いたように「親が先、子が後」という願いも込められています。

両家墓など名字が変わることのある場合の彫刻方法

彫刻イメージ

先ほどの例とほとんど差がないのですが、唯一違うのが「俗名がフルネームになっている」ことです。名字を書くことによって、今後「名字の違う嫁いだ娘さまが継承しても、関係性がわかる」というのが特徴です。近年では増加傾向になっていますし、もしも将来的に日本が夫婦別姓になった場合は、こちらの彫り方になっていくでしょう。

戒名のない場合のお墓の彫刻方法

彫刻イメージ

宗教などによっては戒名がないため、名前を大きく彫刻する場合があります。キリスト教の方(例外有)や創価学会の方などがこれにあたります。また、神道(神社)の方ですと、山田昌史大人命(うしみこと)というように、年齢によっておくり名がつきます。幅的には大きく変わらないので、一行書きが多くなります。

当社で採用しない彫刻方法

彫刻イメージ

上記の彫刻は当社では採用していません。これも違いが微妙なのですが「俗名と行年の上に俗名・行年の但し書きがついている」のが特徴です。多分日本全国で一番見る彫刻方法だと思います。位牌にあわせて書いてあるのでしょうが、俗名はどう見ても俗名ですし、行年はどう見ても行年です。但し書きがあろうとなかろうとどちらでも意味は通じますし、但し書きを書くのであれば法名の上と命日の上にも書くべきだと思います。どちらかというと中途半端なので当社では採用しておりません。

前の方や周りに合わせるのも大切

以前に彫刻された方がある場合は、そちらの方の彫り方に合わせるのが一般的です。但し書きがある場合は但し書きを付けますし、幅なども併せます。また、周囲のお墓に一定のルールがある場合は、まわりに合わせることも優先されます。

疑問に思ったことは石材店に聞くことがいいと思いますし、ご不明な点等ございましたら当社になんでもお尋ねくださいます様お願い申し上げます。

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