納骨に呼ぶのはどこまで?参列者の範囲と役割分担

「納骨に、どこまで声をかければよいのでしょうか」

日が決まったとたんに、このご相談をいただきます。弊社は石屋ですが、こういうことを尋ねられるのは、他に聞ける相手がいらっしゃらないからだと思います。

呼ばなかったことで後から言われるのも困る。但し、広げすぎると準備が大変になる。ご高齢の方に遠い墓地まで来てもらうのも心苦しい。どのお気持ちももっともです。

石屋の立場から申し上げます。納骨の参列者に決まりはありません。ご家族だけ、ご夕婦だけでも十分ですそのうえで、当日の役割分担を全部お伝えします。

参列者の範囲に、決まりはありません

まずここをはっきりと申し上げます。納骨に何人呼ばなければならないという決まりは、宗派にも墓地の規則にもありません。

実際に多いのは、ご世帯の方とそのお子さんご家族です。三人、四人で静かに行われる納骨も少なくありません。逆に、ご親族二十人での納骨もあります。どちらも普通のことです。

判断の目安にしていただけるのは、「後から知ったときに寂しい思いをされる方はどなたか」という視点です。人数の多少より、ここを見て決める方が後でもめません。

家族だけで行う場合の伝え方

家族だけで静かにしたいというご希望は、近年とても多くなりました。それで全く問題ないのですが、後のことを考えて、事後に一声入れておかれるのをおすすめしています。

「家族だけで納骨をしようと思います」と、ご連絡を入れておく

これだけで、ご親族のご不満はほとんど防げます。呼ばれなかったことより、知らされなかったことのほうが、人は寂しいものです。

ご親族が遠方におられる場合は、完成したお墓と、当日のお花の写真を送られる方もいらっしゃいます。これはとても良い方法だと思います。

当日、誰が何をするのか

ここが意外に知られていないところです。納骨の当日は、石材店、ご寺院、墓地の管理者、そしてご家族で、それぞれ役割が分かれています。

石材店は、納骨室の蓋の開閉と、必要があれば納骨後の目地の打ち直し。そして当日の現場の清掃です。時間の少し前に入って、水を張って待ちます。

ご寺院は読経とご法話。管理者がいる霊園なら届出の確認。ご家族は、お骨と埋葬許可証とお花を持ってくることと、手を合わせること。これで十分です。

役割 すること 事前に必要なこと
石材店 蓋の開閉・目地・彫刻・清掃 日時のご連絡
ご寺院 読経・ご法話 日程の予約とお布施
墓地の管理者 届出の確認 使用許可証の提示・火(埋)葬許可書の提出
ご家族 お骨・許可証と花の持参とお参り 参列者へのご案内
代表の方 ご寺院と参列者へのあいさつ 一人決めておくと楽です

当日の流れは、およそ1時間です

墓前に集まって、石材店が蓋を開け、お骨を納め、ご寺院の読経とご焦香。この一連は、早ければ30分、ご法話を含めても1時間前後です。

御法事をお寺で務められて来た時は短くなる傾向にあります。

その後に会食をされるかどうかは、ご家族のご判断です。ただ、できれば皆さんで食事をしていただきたいです。

できれば法要後はお食事へ

法要というのは亡き人を縁としてご家族で集まることです。お坊さんの読経ももちろん大切ですが、ご家族皆さんがそろって「最近こうだったよ」「こんなことがあったよ」というお話が法要にとって大切な時間だと思います。

その時に亡き人をおもいだして「こんなことがあったね」「こんなこと言ってたよ」というお話をするとより良い方用途言えるのではないでしょうか。

石屋の現場目線|一番大切なのは、進行ではない

納骨に何度も立ち会ってきて思うのは、段取りの良し悪しより、ご家族が落ち着いて手を合わせられるかだということです。

作業中は、できるだけ静かにやります。重い石を扱うので声は出ますが、ガシャガシャとやらない。これは技術ではなく、心持ちの問題だと思っています。

僧侶の供養目線|人数で供養の深さは決まりません

私は石屋でありながら、真宗大谷派の僧侶としての考えもあります。人数の多い納骨も、ご一人だけの納骨も、何度も見てきました。

そして、人数と供養の深さには、何の関係もないと思っております。ご夕婦二人で、長い間静かに手を合わせておられた場面のほうが、心に残っていることもあります。

供養の大きさは、集まった人数ではなく、思っている方の心の方向で決まります。

ご親族への気遣いは大切なことですが、それでご家族が疲れ切ってしまうのは本末転倒です。無理のない規模で、落ち着いてできる形を選んでいただければと思っています。

参列者と役割を決める手順5ステップ

  1. 呼ばないと寂しい方を先に書き出す ―― 人数から考えないのがコツです
  2. ご高齢の方の足元を確認する ―― 墓地は砂利と段差が多いです
  3. 代表の方を一人決めておく ―― あいさつと連絡の窓口になります
  4. 蓋の開閉をどちらがするか確かめる ―― 管理者が行う墓地もあります
  5. 呼べなかった方には事後に一声入れる ―― 写真を添えると伝わります

この五つを押さえておけば、後でもめることはほとんどありません。

光徳石材にできること

光徳石材は名古屋の石材店です。平和公園、北山霊苑、八事霊園、市内の寺院墓地に伺っており、各墓地の蓋の構造も存じております。また、暑い夏や雨の心配がある時はテントのご用意もあります。

  • 蓋の開閉が必要かどうかの事前確認
  • 納骨前の墓周りの清掃と水張り
  • 当日の流れと所要時間のご説明
  • ご寺院・管理事務所との日程調整のお手伝い
  • 現地調査・見積もり無料(遠方を除く)・他店建立墓も対応

ご家族だけの静かな納骨でも、同じように準備してお伴いします。

 

家族だけで納骨してもいいですか?

全く問題ありません。近年はご家族だけの納骨も増えています。事前に親族に御連絡を入れておくと安心です。

 

当日はどのぐらい時間がかかりますか?

納骨と読経で早ければ30分。ご法話など含め長くても1時間ほどです。

山田昌史

1級お墓ディレクター・真宗大谷派教師・建築石材アドバイザー・石材産業協会災害委員の私が書きました!

 

 

名古屋の墓地と墓石の風景

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